みなさん、こんにちは。
お元気ですか。
今回は、前回の協力隊活動のまとめのつづきを書きます。前回は、農業プロジェクトのマーケティング担当として赴任し、現地の農業普及員、農家の方々からやっと協力を得られ、計画生産・販売が軌道に乗り始めたところまで、お話しました。
その後、生産量も安定し、ホンデュラス第二の都市のサンペドロ・スーラの大手スーパーの必要量半数以上を毎日販売できるようになりました。しかし今度は生産ではなく、販売側の問題がおきました。野菜の販売の場合、ホンジュラスでは、まず店舗のバイヤーによる受け入れ検査をします。その際に店舗側の品質基準に満たない作物は抜き取られ、基準を満たしたもののみ作物ごとに重量を測り
、販売しますので返品なしが前提です。販売が軌道にのったある日、スーパーにいつものように納品に行くと、大きなかごに、品質が悪くなったとおもわれる野菜がひとまとめにされ、冷蔵庫に入れてありました。店舗のバイヤーは、
「これは、
おたくの商品だから、この分を支払い金額から引いておく。」といいました。 しかしかごの中の商品をみると明らかに、私たちが納めたものではないものがほとんどです。このスーパーでは私たちから買った野菜の他に、地元の業者経由で市場から商品を仕入れていました。その市場からの商品が、私たちのものとして、返品されたのです。この件に関しては、店長にも抗議をしましたが受け入れられませんでした。
このような状況が続いたため、他のスーパーで私たちの野菜を買いたいというスーパーがありましたので私はこのスーパーとの取引の中止
を決定しました。当時の私の考えとしては、取引していたスーパーが困って、しっかり商品の管理をするので、取引の継続を依頼してくるだろうと思っていました。万が一継続依頼が来なくても、他のスーパーに販売できると安易に考えていました。しかし現実には、取引していたスーパーは、継続依頼には来ず、あてにしていたスーパーも急には大量の野菜を購入できないとの回答でした。計画生産は軌道に乗っており、毎日大量の野菜が収穫されてきます。野菜は在庫ができないので収穫されたものを基本的には当日に売り切る必要があります。それまでは、サンペドロースーラ1都市に販売する戦略から、首都のテグシガルパにも販路を増やし、なんとか収穫したものを売る切る日々が続きました。毎日「これを売り切らなければ、農家の人たちの収入がなくなる。」と思い胃の痛い日々が続きました。そうしているうちにサンペドロスーラ市の大手スーパーの購入量が増え、以前のように1都市への配送に戻りました。
今思えば、いくら相手のやり方が不当だとはいえ、販売の継続性、農家の方々の収入確保を考えれば、徐々に販売先をシフトするべきだっと深く反省しました。
一時の感情ではなく、長期的な視点での冷静な判断が必要だと心に刻みました。
その後、気をとりなおして更なる販路開拓に動きました。(つづきはまた次回)
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